【保護犬】可愛いだけじゃ生きてけないワン【番外編】

こんにちは(=^・・^=)保護猫ちゃんと暮らす店長です。

店長保護猫の話を良くしますが保護される動物は世の中猫だけではありません。勿論人間だって保護される事がありますよね。そんな中今回は店長がペットシッター先で出会った保護犬のお話をさせて頂きます。

ペットシッターとは家族の方が様々な理由にて自宅を留守にする間家族に替わりペットのお世話を致します。

店長の所ではお散歩が必要な大型犬の御依頼や、高齢者の方でお散歩に行けない為代わりにお散歩に行くお散歩代行。ケージでのお留守番がストレスとなる為ホテルや病院には預けられずご自宅でいつもと同じ環境でのお留守番するペットのお世話。介護や看護が必要なペットのお世話が多くご依頼がございます。無論獣医師の指示の元。また、留守中にペットの急変や事故があった際責任とれないという事が無いようにペットシッター保険にもきちんと加入しております。

さて本題となりますが、
約7ヵ月平日は毎日通いお世話させて頂きましたのは
フランスで保護された犬の里親様となった方のバセットバウンドのMIX犬びくちゃん(16歳)です。長寿犬ですね。
今回ペットシッターを利用しようと考えた理由がびくちゃんの高齢化が進んだ事で心臓への疾患、肝機能の低下、脱水、歩行困難と、持病や症状がありご家族様が勤務中の水分補給とリハビリ兼ねてのお散歩の介助が必要な為介護援助が必要と判断されたそうです。
同時に訪問獣医師の方も往診にて時々入る様になっておりました。
高齢化が進んだ事でから読み直してみると人間の高齢化社会での介護状況と同じ状況に見えますね。

お散歩は好きだというびくちゃん。
足腰にも筋力低下が見られており歩行障害がございました。この時既にご家族様との散歩中にも疲労が見られると道路にへたり込んでしまいお散歩の帰りは抱き抱えて帰って来ることもありましたがご家族様の意向にて15分で程は外にてお散歩希望がございました。

夏はクーリングウェアを着て道路の温度下げるのに水撒きをしてお散歩して帰りも抱き抱える事なくお散歩出来てました。秋冬となるにつれ歩行距離が短くなって来たり段差は介助が必要だったり最終的には抱き抱えての帰宅もありました。
脱水に関しては余り水分を飲みたがらないびくちゃんの為に水分の多い野菜や果物、味のついたスープやデザートをご家族様が毎回手作りにて準備してくださっておりそちらをびくちゃんも美味しそうにいつも食べてました。勿論市販の食べ物もおやつとして準備されてました。またびくちゃんが食べやすい様にスプーンで介助したり高さ調整の為に小さなテーブルを使ったりと食べてる最中に身体が支えられなくなりへたり込んでしまうまでは食べやすい環境も色々と試してきました。

平日ほぼ毎日の事でしたのでびくちゃんの変化はご家族様と共にお互い確認とりながら小さな変化でも気づく事あるのですね。
日に日にお散歩を嫌がる日が増え室内でのお散歩が増えて来た頃から失禁する様になりましたと。
そして食事のムラも出てきましたと。
それでも店長がお伺いする時は準備されたものはいつも完食しておりました。
そんな中「昨日食後嘔吐したんです。」
とのご連絡は受けておりましたある日
嘔吐はありませんでしたが初めてご飯を食べないびくちゃんがおりました。
本当に気持ち悪かったのでしょうね。
一食食べなかっただけですが私はご家族様に連絡しご希望にて動物病院へとびくちゃんと行きました。
その時の検査結果はもはやターミナル期をどう過ごすかというものであり徐々に体力筋力の低下は見られておりましたがこの数値の中ご飯食べない以外はいつもと大差無くびくちゃんその日を境に立つ事もほぼ出来なくなり食事も食べられる物を、水分も咽せない様に飲み込みを確認しながらの生活介助となりました。
ご家族様はその時は仕事を長期有給休暇をとり毎日びくちゃんの介護と側にいる生活をされる様になりました。店長その頃からは時々御依頼にてお世話に入りましたが呼吸も安定しておりましたしいつも穏やかなお顔のびくちゃんに私の気持ちも急変の不安なのどは全く無く安心感や穏やかな気持ちで付き添っておりました。
それでも命の尽きる日と言うものは来るものですね。
ご家族様からのご連絡の時不思議と心からびくちゃんにお疲れ様の気持ちと遠いフランスでの出会いから16年間ご家族様に出会えた事に心から良かったねと言う気持ちでいっぱいでした。

店長は猫の保護活動している中で時々この子は保護して良かったのかと悩む事が時々あります。
ですがこの様に新しいご家族様との生活で大切にされ共に時を過ごしその生命尽きるまで穏やかな日々を過ごす事が出来るんだと思うと保護する意味と向き合う事が出来、また、里親様の中々見つからないここにいる猫達に対し話しかけながら一緒に穏やかな生活をしていこうと誓う店長です。

 

Follow me!

  • X

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください